股関節に何らかの違和感がある際、一番に考えられる原因は『身体の歪み』です。中でも、股関節は骨盤に大腿の骨が嵌まり込むように連結していますので、特に骨盤部分の歪みは深く関わってきます。
骨盤の歪みによって股関節への圧迫が強まることで負担が増加し、それが違和感へと繋がります。そのまま放置すれば、骨に筋肉はくっ付いて身体を動かしていますので、筋肉にも異変が生じる可能性は十分にあります。
股関節に違和感を感じたら…まずは整形外科へ!
骨盤は上半身の土台となる部分であり、そこの歪みを改善すると全身の歪みも整っていきやすくなります。そのため、股関節以外にも何らかの異変を感じた場合には、骨盤辺りの状態をチェックしてみることをおすすめします。
股関節の違和感の改善方法は、ストレッチや骨盤用の枕など様々です。しかし、歪みが酷かったり歪みの癖が根強いと、自力で矯正するのは難しくなります。
セルフケアを一定期間行ったものの一向に症状が改善しない、逆に益々悪化していると感じた時、自己判断は危険です。変形性股関節症などの疾患による症状の可能性も捨てきれません。まずは一度、疾患がないか整形外科等で診察を受けてみるようにしましょう。
女性が感じる股関節の違和感は日頃から意識して改善
女性に多いお悩みで『股関節に違和感がある』というものがあります。
女性は月経の際、排卵後の時期に骨盤がゆるんでいくような身体のつくりになっています。更に、出産時には胎児の頭が通れるほどに骨盤を開かなくてはなりません。このように、女性の骨盤は構造的に動きやすくなっています。そのために歪みが生じやすく、股関節に違和感を感じやすい状態です。
股関節の違和感を改善するためにできること
・ゆっくりと静かに動き過ごす
股関節に違和感を感じる時は、なるべく急な動作を避け、ゆっくりと静かに過ごすようにしましょう。
・片足だけに体重をかけないようにする
片足だけに体重をかけるような姿勢を取っていると違和感が悪化する原因になります。自転車の停車時に片足で支える、遠くにあるものを取る時に足の位置を変えず体を伸ばす姿勢をするなどは危険です。ショルダーバッグをいつも同じ方にかけることも避けましょう。
・骨盤ベルトやコルセットを着用する
骨盤ベルトや、コルセットをお持ちでしたら着用することをおすすめします。補正用のガードルであっても幾らかは支えになります。
・月経後~排卵前はストレッチなどを取り入れる
それほど症状がひどくない場合、月経後~排卵前の時期に股関節のストレッチやマッサージをすることも効果的です。ごく軽い筋トレから始めて、付近の筋肉を強化していくことも有効です。
・普段から正しい姿勢を心がける
普段から正しい姿勢を心がけることも違和感の予防になります。
股関節に特に効果的なストレッチ法
股関節の痛みの改善に、ストレッチは効果的です。
- まず、片足の足首付近を逆の脚の太腿の上に乗せるようにして足を組み、椅子に座りましょう。
- 組んだ足の足首と膝の上に手を置き、ゆっくりと息を吐きながら体を前方へと倒していきます。
- 無理をしない程度に体を前方に倒し、その姿勢のまま5秒間維持します。
- ゆっくりと体を元の位置に戻し、左右交互に行いましょう。
このストレッチがもしもつらいと感じる場合には、足を組むのをやめ、上半身だけを倒す方法でもよいでしょう。ポイントは背筋を伸ばした状態で行うことです。
下半身のダイエットをしたい、日頃ウォーキングなどの運動をしている方にも骨盤近辺のストレッチはおすすめです。運動効果を高め、下半身のダイエットや怪我の予防にもつながります。
そしてヨガのポーズの中にも、股関節が痛い時に有効なストレッチがあります。
- まず両足裏を合わせて膝を開いて座りましょう。
- そして、息を吐きながら上体を前に倒していきます。
簡単にできますので時間の空いた時を見つけて行ってみると良いでしょう。
セルフケアでは違和感が消えなかった際には、整体院をご利用いただいてはいかがでしょうか?
当院ではカイロプラクティックに基づいた痛みの無い骨盤矯正を行っております。経験豊富な施術者が施術に当たりますので、一回施術を受けるだけでも違いを感じていただけるはずです。
股関節の治療には、整体院での施術が一般的ですが、整体院での施術では、1ヶ月に一度は通い、その費用も案外馬鹿になりません。しかし、通院間隔は1~3ヶ月位で、個々によってプログラムを考えて、自宅でもできる運動法の開発や、遠隔プログラムなども行っている整体院があるのをご存知ですか。
まとめ
当院は、先天性のものから、手術の術前、術後のリハビリなども多く実績があり、専門院だからこその安心があります。また、股関節痛を未然に防ぐストレッチの指導なども行っていますので、患者に合わせた自宅で出来るアドバイスなど、他に無い治療が魅力的です。