今回は意外と知らない「整骨院」と「整形外科」の違いについてのお話です。
整骨院のメリット・デメリット
１．メリット
・レントゲンやMRIなどの画像検査では異常がないと診断されたが、痛みがとれない場合にも対応ができる
・術後のケアにすぐれ、細やかなところまで対応可能
・直接触って施術を行う
・患者とマンツーマンで施術を行う
・電気治療、テーピング、手技など対応可能
２．デメリット
・画像検査をしてほしい等の対応ができない
・投薬が出せない
整形外科のメリット・デメリット
１．メリット
・レントゲンやMRIなどの画像検査をしてもらえる
・注射や投薬ができる
・ほとんどの症状に対し保険診療ができる
・病名を確定できる
２．デメリット
・待ち時間が長いことが多い
・画像検査で異常がない場合、処置をしてもらえないこともある
迷った場合の選び方
上記でメリット・デメリットをお伝えしましたが、では迷ってしまった場合には何を基準に選択すれば良いのでしょうか？
原因がわかっていて痛みがある場合
ある程度原因も痛みもハッキリしている場合は、症状の重さで判断しましょう。
例えば、症状が長く続いていてなかなか治らないという場合は、通院して治療していくことが大切ですが、整形外科では待ち時間も長く通院には不向きである可能性があります。予約いらずで診療時間とコミュニケーションもしっかりと取れる整骨院を選ぶ、というような感じです。自分の症状に必要な療法はどんなものかを考えて選びましょう。
原因がわからない痛みがある場合
痛みの原因がわからない場合は、まずは一度整形外科へ行って画像検査をしてもらうことをオススメします。そこでも病名や原因がわからなかった場合や出された薬で症状が良くならなかったときには、整骨院へ行きましょう。
整形外科と整骨院は併用することができるので、状況によって使い分けることをオススメします。
このように、症状がしっかりとある場合は両方を上手く使い分けると良いでしょう。どちらにも良い点がありますので併用することで症状の治りを良くして行きましょう！
交通事故に遭った場合の流れ
交通事故に遭ってしまった場合にオススメなのが、まさに整骨院と整形外科です。
これは整骨院と整形外科のメリットの一つでもあります。
まずは整形外科などの病院へ行く
交通事故に遭ってしまった場合「痛みがなくても」整形外科などの病院へ行きましょう。なぜかというと保険会社から慰謝料をもらうために病院しか作成ができない診断書が必要になるからです。
先に整骨院に行ってしまうと後々手続きが困難になる恐れがあります。
症状の有無は関係なしに、まずは整形外科などの病院で診てもらいましょう。
治療に専念する
無事に医師から診断書の作成をしてもらえたら、痛みの解消へと動きます。
ここからは「迷った場合の選び方」を参考に症状と向き合って良い方法を見つけましょう。
ただし、整骨院へ通う場合は病院の医師や保険会社に相談してからになります。
併用する場合なども連絡してその主を伝えて治療を進めましょう。
【交通事故】痛みがあるのに異常なしと判断される場合
交通事故に遭って症状が出ている場合、最も多いのが主に「むち打ち」です。
むち打ちはレントゲンなどに症状として映りづらいため、痛みがあるのに整形外科で画像検査してもらった際に異常なしと判断されてしまうことがあります。
そのような場合は整骨院で治療しましょう。整骨院であればむち打ちの症状を緩和していくことができます。
まとめ
整骨院と整形外科はそれぞれに違うメリットがあります。
違いとして一番大きいのはレントゲンなどの画像検査ができるかどうか、病名などの確定ができるかどうかです。
・医師の診断が必要かどうか
・原因がわからない痛みがあるかどうか
などの判断基準でその時の自分に必要な治療を受けられる方を選んでいきましょう。