少子高齢化の現代、求められる職業

柔道整復師は少子高齢化の現代に求められている職業になります。
高齢になればなるほど身体の調子が悪い所が多くなっていきます。
高齢化社会が進みつつある今、柔道整復師を必要としている場所は増え続けている状態です。
その分需要も高まっており、資格取得を目指して日々勉強に励む方も多くなっています。

国家資格の中でも、柔道整復師は取得すると独立開業が可能なことは勿論、多くの働き先の中から自分の希望にあった場所や働き方を見つけることできるのも魅力の一つです。
福祉関係とも関わり合いが深く、例として高齢化社会で寝たきりになってしまうことを防止するための活躍が期待されている資格にもなります。
寝たきりの状態では体力が落ちてしまいますし、病気になった時でも自力で病院に行くことすらままなりません。
その様な事態にならないために、日頃から運動能力を鍛えて低下を抑え、その向上を支えるのも柔道整復師の主な仕事の一つです。
症状の有無にかかわらず、いつまでも元気に健康に過ごしたいと考えて利用する方も多くいらっしゃいます。

運動能力の向上を支持するだけではなく、身体の不調にいち早く気付くのも柔道整復師の役割の一つです。
身体の不調はなかなか自分自身では気付きにくく、病院で問診や検査を行っても異常が見られない場合もありますが、実際に施術を行うと痛みが生じている箇所を特定することもできます。
その痛みが筋肉によるものなのか内臓疾患などから生じているものなのかをある程度判断することも可能です。
少しでも健康的に暮らしていきたいと考えている方は多く、セカンドオピニオンとして柔道整復師の利用をされる方も居られます。
また身体を動かして痛みを感じるとウォーキングなどの有酸素運動をすることが難しくなります。
その際も施術でマッサージなどを行うことにより、痛みを和らげる効果もあります。

痛みを和らげられれば運動しやすくなり、筋力低下も防げますので寝たきりになる心配も減り安心です。
寝たきりになる原因は筋力の低下だけではなく、身体を動かすと痛いからという理由も少なくありません。
その痛みを取り除く事ができれば自分でウォーキングなどの有酸素運動を行いやすくなり、身体に不調を感じることがなく日常生活を送ることが可能になります。

主にこんな所で活躍しています。

柔道整復師が主に活躍している場所の多くは病院になります。
リハビリテーションを行っている病院は多く、薬だけでは完治が難しい患者にとってリハビリテーションはなくてはならない存在です。

もちろん理学療法士も在籍しているので、柔道整復師だけが活躍しているわけではありません。
講習を受けることで、柔道整復師もリハビリテーションに参加をすることが可能になります。
理学療法士とはまた違った専門分野にはなりますが身体の不調の除去を手助けできる仕事になるため、柔道整復師によるリハビリテーションを受ける患者も増加している状態です。

次に活躍している場所はスポーツ業界になります。
スポーツ業界では捻挫や脱臼など身体の不調が起こることが当たり前の為、柔道整復師の力を存分に発揮することができます。
スポーツで起こる怪我などに対し即座に応急処置を行うなどの対応ができるので、選手が安心してスポーツに取り組むことができると評判も高まっています。
スポーツで怪我や捻挫になりにくい方法をアドバイスしたりすることも可能です。
以上のことから、スポーツジムでスポーツトレーナーとして活躍する柔道整復師もいます。

また災害現場などでも柔道整復師は活躍しています。
災害に遭遇すると身体を動かす機会が減少し、特に高齢者の方にとっては危機的状況になります。
そんな場所でもマッサージや施術を行うことができる資格になるので、多くの方が災害現場にボランティアとして参加されていました。
無償でボランティアとして活躍していたこともあり、マスメディアにも多く取り上げられ、更にこの資格への興味関心が寄せられるようになりました。

その他、寝たきりなどで身体を自力で動かせない場合、健康維持にマッサージは欠かすことができないものになります、そのため、柔道整復師は介護施設などでも活躍しています。
直接入居者のお世話をするわけではなく、入居者が一人でも自立することが出来るように施術を行うのが主な仕事内容です。
リハビリテーションを兼ねた施術を行うことができるのでよく利用をされています。
マッサージなどで関節の可動域が広がれば、服の脱ぎ着や入浴の介助などが容易になり、入所者は勿論、介護職員の方の負担軽減にも繋がります。
寝たきりでなくとも高齢になると筋力が低下し、身体を思い通りに動かすことが難しい方も少なくありません。
施術やマッサージを根気よく繰り返し行うことで、身体を上手く動かすことができるようになります。