交通事故は突然起こり、体や生活に大きな影響を与えます。
特に既往歴のある方にとっては、事故の衝撃が症状を悪化させるリスクが高く、長期的な治療が必要になることも少なくありません。
今回は、頚部脊柱管狭窄症と腰椎ヘルニアの既往歴を持つ60代男性が、追突事故に遭い、翌日から当院に通い始めた実例をご紹介します。
3か月の自賠責保険の通院、2か月間の自費施術通院での生活習慣の改善を通じて、驚くべき成果を得ることができました。
事故直後〜翌日にかけての症状悪化(首の違和感・上肢のだるさ・腰の重だるさ)
男性は自転車で走行中に後続車に追突されました。
事故直後は軽い首の違和感のみでしたが、翌日になると首の強い違和感、肩から腕にかけての倦怠感、腰の重だるさが出現しました。
彼には元々「頚部脊柱管狭窄症」と「腰椎ヘルニア」の既往歴があり、事故の衝撃がこれらを悪化させてしまったのです。
「ただでさえ首や腰に不安があったのに、今後の生活が不安で仕方なかった」
と本人も語っていました。
翌日からの通院と当院の施術内容(可動域改善・電気療法・姿勢指導)
男性は事故翌日から整骨院へ通院を開始しました。
初期段階では毎日来院し、
・首や腰の可動域を改善するための手技療法
・電気療法による炎症・痛みの軽減
を組み合わせて施術を進めました。
また、通院と並行して「姿勢改善」や「日常動作の見直し」にも取り組みました。
たとえば、椅子に座る姿勢や、長時間スマートフォンを見ない工夫、睡眠時の枕の高さ調整など、生活習慣を一つずつ改善していったのです。
5か月の通院で得られた変化:自賠責3か月+自費2か月で事故前より良好に
通院から3か月ほどで日常生活の症状は大幅に改善し、自賠責保険での施術は円満に終了しました。
その後も2か月間、メンテナンスとして自費で通院して、事故前よりも良い状態にまで回復しました。
以前は慢性的な首のこわばりや腰の痛みがあり、無理をするとすぐ症状が出ていました。
しかし、事故をきっかけに正しい姿勢や生活習慣を徹底したことで、筋肉のバランスが整い、体への負担が減ったのです。
本人も「事故はつらかったが、むしろ以前より体調が良くなったのは驚き」と話しています。
既往歴がある人だからこそ重要な3つのポイント
この事例から学べることは、既往歴がある方こそ「事故をきっかけに体を見直すチャンス」になるということです。
●早期受診と継続的な施術
症状が軽いうちに対応し、途中でやめず継続したことが改善につながりました。
●姿勢や生活習慣の改善
通院と並行して日常生活を見直すことで、再発予防にも効果がありました。
●事故前後の変化を明確にする
記録を残し、保険会社への説明や後遺症認定の判断にも役立ちます。
まとめ:つらい事故を「改善のきっかけ」に変える
今回の60代男性は、頚部脊柱管狭窄症や腰椎ヘルニアという持病を抱えていたため、事故による衝撃で症状が出ました。
しかし、事故翌日から通院を開始し、5か月にわたってリハビリと生活改善に取り組んだ結果、事故前よりも良い状態にまで回復できました。
交通事故はつらい出来事ですが、正しい対応をすれば「再発しにくい体を作るきっかけ」に変えることもできます。
むちうちや腰痛に悩まれている方は、ぜひ誠整骨院グループにご相談ください。



