そのお風呂の入り方、危険かも?整体師が教える骨格をゆがめるNG習慣と対策

    こんにちは。小金井エリアで整体・整骨院を運営している、株式会社 誠、柔道整復師の染谷です。

    日頃の疲れを癒やすために、ゆっくりお風呂に入ることを習慣にしている方も多いと思います。
    体が温まり、筋肉もゆるみ、リラックスできて眠りも深くなる——そんなメリットの多い“長風呂”ですが、
    その中に実は「体にとってかなり良くない習慣」が潜んでいることをご存じでしょうか?

    それは、「首をお風呂のフチに乗せて、ゆったりとした姿勢で長時間過ごすこと」です。

    一見ラクそうに見えるこの姿勢ですが、実は首の骨格、とくに頚椎の最上部にある“環椎”に強いストレスを与える危険な姿勢なのです。

    首をお風呂のフチに乗せる姿勢が「骨格」をゆがめる理由とは

    お風呂に肩まで浸かり、後頭部を浴槽のフチに乗せて「ふ〜っ」と深呼吸。
    このスタイルでスマホを見たり、長時間くつろぐ人も多いのではないでしょうか。

    しかしこの姿勢、頚椎の自然なカーブ(生理的湾曲)を崩してしまう非常にリスクの高い体勢です。

    特に負担がかかるのが、頚椎の1番目にある「環椎(かんつい)」と呼ばれる骨です。

    頚椎1番「環椎」のズレが引き起こす体の不調とは?

    環椎は、頭蓋骨のすぐ下にあるリング状の骨で、頚椎の中でももっとも重要かつ繊細な部位です。

    この環椎の内側には、“椎骨動脈”という脳に向かう重要な血管が通っており、
    骨がズレることでこの血管が圧迫され、脳への血流に直接ストレスを与えることになります。

    その結果、以下のような症状を引き起こすことがあります

    •後頭部やこめかみの頭痛
    •めまい・ふらつき
    •吐き気・乗り物酔いのような感覚
    •目の奥の重だるさ
    •集中力の低下や眠気

    長時間、首を反らせた状態で力を抜いているつもりでも、実際にはこの環椎周辺が微妙に緊張し続け、
    わずかなズレを繰り返すことで、骨格と血流のバランスが崩れてしまうのです。

    整体の現場で見られる「入浴習慣が原因の不調」ケース紹介

    これまでにご紹介した通り、頚椎の一番上にある「環椎」にズレが生じると、実にさまざまな不調が現れることがあります。

    この環椎のズレの何が怖いかというと、病院で検査をしても原因が分からない、あるいは「異常なし」と診断されることが非常に多い点です。

    「明らかに普通ではない頭痛やめまいがあるのに、検査では問題がない」
    そんな経験をされたことはありませんか?

    当院でも、「どこに行っても原因がわからない」とお悩みの患者さんが、
    よくよく話を聞いてみると「長風呂の時にいつも首をフチに乗せている」という習慣を持っていた…ということが少なくありません。

    環椎がズレると現れる症状の例

    •慢性的な頭痛・眼精疲労
    •朝からぼーっとする、寝起きが悪い
    •スマホやパソコンを長く見ると気分が悪くなる
    •寝違えを繰り返す、首の可動域が狭くなる

    こうした症状は、一般的な検査では異常が見つからないことも多いため、「原因不明」とされやすいのです。

    マッサージよりも大切!首を守る正しい入浴姿勢のポイント4つ

    では、首に負担をかけず、リラックスして入浴するにはどうすればよいのでしょうか?

    首のカーブを支えるバスピローを使う

    後頭部だけでなく、首全体をしっかり支えてくれる構造のものを選ぶのがオススメです。

    首の反りすぎ・あご上がりに注意

    顔が上を向きすぎないように、体と頭が一直線になるような角度を意識しましょう。

    長時間同じ姿勢を避ける

    10分ごとに軽く体を動かしたり、姿勢を変えるよう意識するだけでも負担は軽減できます。

    スマホ・読書は湯船の外で

    浴室にスマホを持ち込む方が増えていますが、湯船でのスマホ視聴は首のゆがみと血行不良のダブルパンチになります。

    カイロプラクティックの視点での判断

    もちろん日々の生活の中で首に負担を掛けない姿勢を心がけることは大切です。
    それとは別に定期的に整体やカイロプラクティックに通うことで、自分の意識だけでは行き届かないお身体のメンテナンスを行うことができます。

    整体やカイロプラクティックの現場では、西洋医学的な検査で見つけられないズレやバランスの乱れを見極めることが可能です。

    具体的には

    •首の可動域の違い
    •全身のバランス(姿勢・重心)との照合
    •首の圧痛点の確認

    これらを組み合わせることで、環椎のズレを正確に判断することができます。

    「整体に行くほどじゃない」と思っているあなたへ。まずは習慣の見直しから

    入浴中はリラックスしているつもりでも、無意識の姿勢が骨格や神経、血管に悪影響を与えている可能性があります。
    特に、環椎という繊細な構造を持つ首の骨は、日常のちょっとした癖によって簡単にズレが生じ、それが長引くと、自律神経や脳への血流にまで影響を及ぼすこともあります。

    日々の疲れを癒す時間が、体を壊す時間にならないように——
    ぜひ、今日から「お風呂での首の姿勢」を見直してみてください。

    不調の原因がわからない方、慢性的な首こり・頭痛にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
    骨格の状態やバランスを丁寧に確認し、根本的な改善につなげていきます。

    あなたの「当たり前の習慣」が、体にどう影響しているか、私たちと一緒に見直してみませんか?

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    この記事を書いた人

    染谷

    東小金井駅前整体院 染谷先生

    施術歴7年 国家資格保有 エリア統括責任者
    スポーツ外傷などに関する施術が得意。
    産前・産後のケア、ストレートネック、猫背、肩こり、腰痛お辛い症状もお任せ下さい!

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