「子どもが交通事故に遭ったけど、元気にしてるし大丈夫かな…」
そう思って様子を見る方は少なくありません。
特に小学生や中学生は、見た目に大きなケガがなく、本人が「痛くない」「平気」と言っていると、保護者も安心してしまいがちです。
ですが交通事故に遭った子どもは、元気そうに見えても身体の内側で大きなダメージを受けている可能性があるのです。
小中学生は「痛みを正確に伝えられない」年齢
小学生や中学生は、個人差はありますが、まだ言語的な表現力や自己観察力が発達途上です。
「どこがどう痛いのか」「どう違和感があるのか」といったことを的確に伝えることが難しい年齢でもあります。
また、事故直後は驚きや興奮でアドレナリンが出ているため、本来感じるはずの痛みを一時的に感じにくくなっていることも多いのです。
そのため、
●後から頭痛や吐き気を訴える(→ 脳内出血などの懸念)
●翌朝になって「体が動かしにくい」と言い出す
●習い事や体育で急にパフォーマンスが落ちる
といった時間差の症状が出てくるケースが少なくありません。
交通事故による“見えないケガ”のリスクとは?
交通事故では、頭を打った場合、場合によっては頭打たなくても軽度の脳内出血(外傷性くも膜下出血など)が起こることがあります。
こうした症状は事故直後には目立たず、数時間〜数日後に頭痛・嘔吐・意識障害などで判明するケースもあります。
大きな外傷がない場合でも、脳外科、整形外科、整骨院を併用しながら事故後の経過をしっかり観察することが必要不可欠です。
成長期の子どもに起こりやすい骨のケガとは?
子どもは骨が柔らかく、骨端線(成長線)と呼ばれる部位が未熟なため、軽い衝撃でも成長軟骨に損傷を起こす可能性があります。
特に注意が必要なのが以下のようなケースです
✅自転車で転倒し、手首・膝・足首を打った
✅停車中に車に接触され、腰、背中をひねった
✅転倒時に肩や肘を強く打った
成長線が傷ついた場合、骨の成長が左右で不均等になったり、将来的に関節の変形が起きたりすることがあります。
これらの症状は、早期に適切な評価とケアを受ければ、重症化や変形を防ぐことが可能です。
整骨院でできること|交通事故後の子どものケア
整骨院では、レントゲンに映らない筋肉や靱帯、関節の機能異常をチェックし、成長段階に合わせた手技療法・物理療法・生活指導を提供します。
小学生・中学生に対しては、
骨への過負荷がかからない安全な施術
学校生活に支障が出ないような通院設計
保護者との丁寧な情報共有と説明
など、成長・生活リズム・家庭環境をふまえた柔軟な対応を行っています。
まとめ|交通事故後は整骨院で“予防的通院”を
保護者の方にとって、「子どもが元気そう」というのはとても安心できる要素です。
ですが、それだけで「もう大丈夫」と判断してしまうのは非常に危険です。
見た目が元気でも、脳・骨・筋肉に見えないダメージがある可能性があります。
成長期の骨折や捻挫は、放置すると将来的な成長障害を招くことも少なくありません。
誠整骨院グループでは、小中学生にも配慮した施術・生活サポートが可能です。
「念のため通う」ことが、親としてできる最大の予防策になります。
交通事故は突然起こるものですが、その後の対応次第で子どもの未来が大きく変わることもあります。
「今は大丈夫そうだけど、一度専門家に見せておこう」
そういった判断が、将来的な後悔を防ぐ第一歩になります。
些細なことでも不安なことがあればまずはご相談ください。




